ケースレポートの表現と技法
知的障害児施設 皆成学園で30年くらい前に指導部長をしていました。その頃、毎月4本のケース研究をしていました。保育士(当時は「保母」ですね)の皆さんのケース発表者となるのですが、どうも発表と発表資料がしっくりこないので、つい口うるさく突っ込んでしまいがちになっていました。適切な方向性を示さないで文句ばかり言う嫌な指導部長だったのです。
「ちゃんと伝えましたよ」と言う趣旨で「ケースレポートの表現と技法」を察しにして届けるという親切をしました。この冊子の効果がどのくらいあったのかはよく分かりませんが、書いた本人(私ですが)とても満足しています。
推敲はある程度しているのですが集中力の不足から校正が不十分で誤字脱字があります。さらに30年前の表現で今の時代にそぐわない内容もあるのですが今更修正するのも面倒くさいのです。間違い探しのつもりで読んでいただければと思います。
もしかして、誰かのお役に立てば幸いです。
「ケースレポートの表現と技法」目次
1 ケースレポートの重要性
(1) 伝達の難しさ
(2) ケースレポートの意味
(3) 真実を選ぶ
(4) 責 任
2 ケースレポートの作法
(1) 良いケースレポート
(2) ワープロでのケースレポート
(3) 項目名、項目番号や記号の付け方
(4) 言葉づかい
(5) 専門用語の使い方
(6) 言葉の限定
(7) 話し言葉と書き言葉の文法
3 表現を学ぶ
(1) 読むこと書くこと
(2) 何を表現するか
4 伝えたいことを探す
(1) 着眼点
(2) 常識との葛藤
5 レポート作成の実際
(1)作成の実際
(2) 児童と家族
(3) 「経過」の表現
(4) 生活の状況
(5) 社会性の表現
(6) 学習・作業の表現
(7) 問題行動の表現
(8) 健康の状況の表現
(9) 所見の表現
(10) 処遇方針の表現
6 レポートを書くこと
7 おわりに
注意 PDFファイルです。47ページもあります。