思い付き

現る! 幻の湖

 何をするのか、何をしているのかに興味を持っていらっしゃる読者の皆様にはっきりとした回答ができないのが申し訳ありません。 誰も来ない日もありますが なんとなく毎日のように誰かが訪問してくださっています。「今日からスタート!」というような大仰なことは宣言せず、なんとなくスタートしています。活動のコンセプトというかデッサン程度はありますが、「使命を持たないのが使命」と考えていますので、金銭的な援助も補助もありませんから、当然、何か報告したり説明したりということはありません。

 昨日(4月1日)は、JR浜村駅からどしゃぶりの雨の中、グーグルマップのナビを頼りに和泉屋与兵衛に来てくださった方があり、ありがたいことと感じました。びしょ濡れになっていらっしゃったのでお風呂に入っていただきました。和泉屋与兵衛のお風呂使用、第一号でした。

 雨が降ると玄関先に湖(普通は「水たまり」といいますが)が現れます。雨が止んで一日もたたないうちに消えてしまいます。どこにも流れ出る場所がないので地面に吸い込まれてしまうようです。和泉屋与兵衛がたっている場所は、昔々は川に面した土手にあったようです。全体としては河原に立地しているようなところで周辺の田んぼも15センチ程度耕すと大小の石がたくさん出てくるようで、あまり農業には向いていなかったのですが 何十年か前の圃場整備で土壌の改良がなされて、広大な農地が広がるようになりました。

 和泉屋与兵衛の敷地は、住宅なので土壌の改良はされていません。しかも、古い建物なので今では考えられない排水設備(つまり、雨水は地面に・・)なので建物に降った雨は、そのまま地面にあふれてしまうようです。

 古い建物とはいえ、このいい加減さが和泉屋与兵衛らしくていいじゃないですか。とにかくきっちりとしない。使命も目標も戦略もない、上司も部下もいなくて、ただ仲間がいるというの素敵です。

 玄関先の幻の湖のようにあったり、なかったり 役に立っているのか立っていないのかわからないのが和泉屋与兵衛です。気がつかないうちに消えるようなことは当分ないと思います。

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